戦艦大和模型の強化ダンボール梱包
戦艦大和の模型をケースごと強化ダンボールで梱包した事例と裸のまま預かり、一から梱包した2件の梱包方法をご覧ください。
むき出しの大和は船体の長さが3m近くあり大きくて迫力があり、壮観であります(`_´)ゞ
左がケースごと、通い箱形式で梱包したもの。右が初めから養生しながら梱包したものです。
小さい方の大和は(小さいといっても全長2m弱あります)あらかじめ、梱包箱に通い箱用のベルトを中通ししてベルトが紛失しないように仕込みます。ケース外側に緩衝材があてがわれるように厳密に採寸し箱内部にホットメルトでしっかりと貼り付けます。
いずれの模型も底面からの振動から衝撃を和らげるために厚めの緩衝材を下に取り付けます。
ケースごと発泡性緩衝シート(プチプチ)で養生して梱包場に収めます。一方は50ミリ厚の緩衝材をそこに貼り付け収納準備。
小さい方は梱包完了が近づいてまいりましたよ。両端を緩衝材付きの板で押さえ処理を施して、高さを十分に余裕を見て内側には梁を設けます。これで輸送中に貨物を載せられても蓋がへこむことなく、製品に力が加わると事を防ぎます。一方、大きい方はアクリルケースと本体を並べて収納し、同枠(スリーブ)を被せます。
ケースごと梱包した方は、通い箱なのできちんと分かるように表記してバックル付きのベルトで封緘し、運送業者に運んでもらいます。
ここからは、大きい戦艦大和の梱包過程をご覧ください。
角部分をしっかり保護してから、ストレッチフィルムで包装します。スリーブを被せたら、先ほどと同様に両端で押さえて内側に梁を付けます。
最後に輸送中の破損を最大限に注意してもらう目的で衝撃感知ラベルSHOCKWATCHを貼り、注意喚起を促します。
キャップ(ふた)を被せたら、1WAYなのでエステルバンドを使いシール封緘して梱包完了となります。
今回、注意喚起に使用したショックウォッチはある一定以上の衝撃(G)が加わると中央部分のインジケーターが赤く変色し、衝撃がかかったことを知らせるラベルです。ラベルの色が黄色と赤色とそれぞれ色が異なりますがこれは梱包外形サイズの大きさや重量により製品にかかるG値(衝撃値)が異なる場合があるため、大きく重たいほど感度が高いものを使用します。