木枠梱包(クレート)すかし梱包
木枠梱包は国内輸送向けに主に施される梱包仕様です。クレート梱包とかすかし梱包とも呼びます。側面・褄面・腰下・天板が格子状に作成されており隙間のある梱包箱となります。
メリットとしては、使用する木材が少なくて済むことから木箱梱包に比べ安価に仕上がります。当然、中身の内容物が見えてしまうため、セキュリティ上で問題がある場合もあります。逆に中身が見えることにより、輸送中の破損に気づきやすく、見えることにより輸送中の荷扱いが丁寧になる意外なメリットが生まれることも・・・
デメリットは、荷役中にフォークリフトの爪で板のない箇所を衝かれて、内容物が破損してしまうリスクもはらんでいます。
それでも費用対効果で国内輸送であれば、路線混載貨物として輸送が可能なため、運賃もチャーター便とは比べ物にならないほど、安くすみます。製品の大きさ・形状・重量に応じてしっかり設計すれば、重量物や大型機械でも梱包が可能です。
海外輸出向けには製品をバリア梱包(真空梱包)を行なったうえでクレート梱包を行うことがあります。