海外など国によっては、まだまだ木箱の方が需要が多いですが、ダンボール箱の受け入れ可能な国も増えてきています。木箱だと木製梱包箱規制対象国向けの場合、ISPM No.15基準に従った消毒処理処理が必要ですが、ダンボールは必要ありません。
木箱のように頑丈ですが、紙のため軽量なので、組み立てに2人必要だった作業が1人で十分になる、セットアップが簡単になる、作業時間が減る、重量で計算していた輸送費が安くなる、など多くのメリットが見込めます。
輸出における木箱と強化段ボール梱包の比較
木 箱 | 強化段ボール | |
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燻蒸 | 木材燻蒸(薫蒸)処理が必要 | 燻蒸処理は必要ない |
廃棄 | 産業廃棄物として処理が必要 | 一般ごみ、もしくは再生ゴミ |
重量 | 重い | 軽い |
航空便の収納スペース対応 | 合わせることは難しい直方体 | 収納スペースに合わせて、 角をとることが可能 |
カビ | 環境によってはカビが繁殖しやすい | 水分含有率が8%~9%と低く、 かびが繁殖しにくい |